Matz &BBG_Developer 勉強会
こんにちは!ビジネスバンクグループエンジニアの 清水恭子 です。
ビジネスバンクグループでは月に一度、Matzさんに勉強会をしていただいております!
なんとも贅沢な機会でございます、、
本日はそんな勉強会の内容を皆さんにもシェアしたいと思います〜
勉強会の内容はこちらっ!!
mrubyがIoTでどのぐらい実用化されてるか?また、mrubyではどの程度制限があるのか。
さて、いつも笑顔が素敵なMatzさんをご覧いただいたところで
早速内容に入りたいと思います^^
Matzさんが思うIoTの現状
現在のIoTはデバイス側が注目されることが多いですが、
サーバ側がどうデータを扱うかが重要になってくると考えています。
今のIoTでできること(第一世代)
- 工場とかのセンサーで、稼働状況をロギングしてビックデータ化して処理する
進化したIoTができそうなこと(第二世代)
- そのデータを外部に渡すとき、秘密にしたい情報を選別するロジックをデバイスに埋め込む
さらに進化したら、、(第三世代)
- デバイスもロボット化して双方向なことができるようになるであろう!
現在メジャーとなっているほとんどの技術はハイプ曲線のように進化していると言われています。
(最初に上がって、その後一旦下るが徐々に再度曲線が上がり最終的に安定するといった曲線です。
"ガートナー ハイプ曲線" でググってみてください^^)
IoTはそんなハイプ曲線でいう幻減期(下り気味)にあります!!
メディアでの取り上げも少なくなってきました、、
しかし諦めないで進化を続ければ回復期を経て安定期となるでしょう!
mrubyとの関係性
mrubyがIoTで実用化されるのはもう少し先です。
・クライアントにロジックをばらまくようにIoTが変化
・デバイス側のロジックの必要性の重視
・それらのロジックをアップデートする必要性の重視
などといった流れがきたら、mrubyが活躍するはずです。
今のIoTはまだ第一世代ですので、第二、第三世代に期待です。
では、現段階でmruby実用化されている例はありますか?
次のようなケースがあります
・リバースプロキシするときに使って、サービスにつなげる際の切り替え
・LinuxのCグループを使ったリソース制御
・画像のサイズ変換をフロントサイドで行うなどアプリ組み込みのケース
・ゲームに組み込んだケース
デバイスに組み込む例だと、、
・マイクロ人口衛星への組み込み実験
・プリンタ制御のロジック
・自販機のロジック
webサーバに組み込まれているケースが一番多いです
デバイスにおけるmruby
"mrubyをデバイスに積む=>メモリが増える=>原価が上がる"
原価ギリギリのデバイスには不向きですが
いろいろなデバイスがインターネットにつながったり
ソフトウェアの必要性が高くなったときに、mrubyが使えます。
最後に本日の締めをお願い致します!
無駄な時間から生まれるイノベーションを大切にしています。
生産性を高めて無駄な時間を増やしてみてください!
(以上となります!私も早速mruby触ってみたいと思います!
Matzさん、とても勉強になるお話ありがとうございました^^)
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